たまずみものがたり

東京多摩地域に住んでる「たまずみ」がおしゃべりします。認知症のじーさん(父)が施設にいます。

思ってもないことが実現すると感動する

 

歯医者はいくつになっても行きたくないですね。

 

さて、昨晩、歯が抜け落ちてしまった僕は、行きたくはないが、歯医者に行くしかありません。昼食を食べる時、歯が一つ無いってこんなに不便なんだなと思いながら食べました。特に痛くないのだけが救いです。

 

歯科に向かって歩いてるうちに、雨風が強くなってきて、

これはよくない暗示か?(>_<)

 

今回は初めての歯医者です。

着いてみると、あまり歯医者には見えない、どちらかというと古い事務所のような入り口でした。

 

ドアを開けて入ってみました。THE昭和!な感じで古いです。待合室もせまく4人位で一杯ですね。

 

すると、先の患者さん対応中の先生が、やってきてくれて、保険証を渡し、問診票をくれました。

 

予約電話を取ってくれた、男性の先生です。たぶん60代です。

 

先の患者さんの治療が終わり、先生と患者さんがまるで友達のようにタメ口で話してます。昔からの知り合いなんでしょう。

 

先生から呼ばれました。

 

すぐ、抜けた歯の話になるのかと思ったら、コロナの話とか、僕の父の介護の話にになり雑談から始まりました。

 

「介護もうどのくらいやってるんですか」「介護は大変ですよね」とか

 

この歯医者の特徴として、患者さんの不安やストレスをやわらげるために、コミュニケーションを大事にしていますとネット上に書いてあるので、まずはおしゃべりから入ってくれたのだと思います。

 

先生:「それでは口を見せて下さい」

 

僕:「ここが抜けました」と歯を見せると、

 

先生はツンツンと棒の様なもので抜けた個所を押して

 

先生:「少しだけ動くけど大丈夫か...」「痛くないですか?」

 

僕:「大丈夫です。痛くないです」

 

先生:「抜けた歯は、持ってきてますか?」

 

僕は念のために持ってきた抜けた歯を見せると、

 

先生:「使えると思うのでまずはやってみましょう」「ちょっと腫れてるけど大丈夫でしょう」「痛くなったとか、ホントにもう駄目だとなった時に、次のステップを考えましょう」

 

僕:「......(・_・?)」

 

ここまで来て、やっと理解しました。

抜けた歯は差し歯だったのですが、昨晩まるで折れるようにポロッと落ちたので、僕はもうこの歯はダメになったんだろう、グラグラしてたのはもう土台がダメなんだろうと信じ込んでいました。

そうではなく、土台である元々の歯はちゃんと残っていて、差し歯との接着部分が外れただけだったのです。

 

そしてここからが先生はとても早くて

 

先生:「レントゲンを撮りますね」

 

僕はレントゲン室に入って。撮り終えて。レントゲン室を出たら、すかさず僕に写真を見せて。

 

先生:「この部分が抜けた所ですが、大丈夫ですよ。もう一回こちらへ座って下さい」

 

僕は診察台に座り、口を開けました。

「シュッ」と抜けた個所に何かかけたかと思うと、クイッと抜けた差し歯を入れ込み、

 

先生:「そのまま、ギュッと嚙んでてくださいね」

 

しばらく時間が経ち、口を開けた時はしっかりと歯は固定されていてビックリ。

 

先生:「痛くないですか?」

 

僕:「大丈夫です。痛くないです」

 

それから、あの歯医者独特のキュイーンで差し歯の調整があり、なんかガリガリされたり。特に痛くはなかったです。

 

先生:「セメントが固定するまで、あと一時間は食べないでくださいね。まだこの歯はもう少しもつと思うので、このまま様子を見ましょう。もし痛くなったりしたら次を考えましょう。それでは今日はここまでです、どうぞこちらへ」と出口の方を案内してくれました。

 

そして、お金を払い、次の予約を入れて終了です。

 

イヤーこの先生は、さすがベテランです。時間も30分きっかり。

なんといっても、おだやかな雑談から、いざ治療に入ってからの素早さ、手さばきの良さは今までの先生の中では一番じゃないでしょうか。

あまり長く口を開けなくていいように適度にうがいもさせてくれるのが嬉しかったです。僕は長く口を開けておくのが辛いので。

 

次の通院時には、もう一か所気になっている歯があるのでそこを相談してみたいと思っています。

 

たぶん60代後半位かと思うのですが、良い先生なので長くやって欲しいなと思いました。

 

★今日のひとこと★

 

いい先生にあたって良かったです。

まさか歯をまた入れた状態で帰れるとは思ってなかったので感動してしまい。急に元気になった僕は、帰りに焼鳥と唐揚げを買って帰りました。

ビールでお祝いをするために....(*゚▽゚)ノ