今日は、現実ではない、頭に浮かんだ想像のお話しです。
「もしも、じーさんが認知症ではなかったら?」
はじまり、はじまり...(*゚▽゚)ノ
母が、突然倒れ亡くなり、東京から九州へ急いで帰った時、じーさんは結構、認知症が進んでいて、びっくりしました。
元々何も、出来ない箱入りじーさんだし、認知症だし、実家をたたみ、東京へ連れてきて同居となったわけです。
じゃ!認知症ではなかったら、どうなってたか......。
結果は、変わらず東京で同居となってたでしょう(+_+)
なんと言っても、世間知らずで、母に頼りきりで家の事は何も出来ない(知らない)人です。
一人暮らしをするにしても、覚えなければいけない事が山積みです。
<お金の管理>
・まずはATMでのお金のおろし方(ATMすら使った事がない(>_<))
・どの口座から家賃、水道光熱費、新聞代が落ちてるか?
・年金はどの口座に入ってるのか?(母は複数口座で分けて管理してました)
・引き落とし口座にお金が少なくなれば、ATMでの入金の仕方。
・振込が必要なら、振込の仕方
<毎日の生活>
・ごはんの用意(米の炊き方、からはじまる)
・おかずは、包丁使ったことないから総菜屋かな?
・洗濯機の使い方(洗剤、柔軟剤使い方)
・ゴミ出し(分別、いつ出すのか)
・風呂掃除、トイレ掃除
高齢もあるし、なかなか簡単には覚えられないでしょう。
分からない事がある度、すぐ僕に電話をかけてくるのは目に見えてます。
僕が教えて済む様な事ならいいですが、何らかの手続きが必要ならそこに問い合わせるしかない事になります。
でも、どこに聞けばいいか分からないと言うはずで、ここに電話して聞いてと伝えても、相手担当者の言ってることが分からずに...。
じーさん:「お前が電話して聞いて!何なんの伝票が手元にありますか?とか言われるけど、それは何や、おいは分からん!」
と、僕に電話してきそうです(>_<)
とにかく、全てを母にさせてきたじーさんです。何をするにしてもその前提となる基本知識が足りません。当然、ネット、スマホなんて使った事はありません。
という訳で、認知症でなくても、実家をたたみ、東京で同居となっていたでしょう。
でもたぶんですが、じーさんは色々覚えようともせず、
じーさん:「一人暮らしは無理やけん、一緒に住んで世話して欲しか( ̄∇ ̄)」
と自分から言ってくる可能性が一番高いと思います(^_^;A
---------------------
じーさん東京にやってきました。
我が家は4人家族です。じーさんが転がり込んできても空いた部屋などありません。
そこで、次男の部屋がじーさんにとられる事になったのです。
これでは、家が狭くてしょうがないので、当時もうちょっと広い部屋に引っ越そうと部屋の内覧に行ったりしたんですが、部屋が魅力的に思わなかったので、その時は引っ越しを断念しました。
そのうち、じーさんがデイサービスに行き始め、順調に通ってくれるので、引っ越すのも面倒になってきました。それで狭かったけど、なんとか現在の家にそのままいて、最終的には、認知症専門グループホームへという流れになりました。
じーさんが、認知症でなかったら、たぶん広い家に引っ越すか、すぐ近くにじーさんの部屋を借りるかしてたと思います。
認知症でなかったとしても、30年以上、離れていたのです。
何も出来なくて我が家に頼りっきりで、生活リズムの違い、常識の違い、元々のわがままな性格からくるストレスで、同居は気が狂いそうになったと思います。
認知症なので、僕も言ってもしょうがないと途中から気づき、ほとんど怒ったりしなかったのですが、
認知症じゃなかったら、たぶん色々僕も怒ってて......。
じーさん:「お前は、親をなんと思っとるとや!(`^´)」
訳:(お前は、親を何だと思っているのか!)
きっと僕も言い返して、大変なことになってたでしょう....(>_<)
たぶんですが、同居は、耐えられなくてすぐ近くに部屋を借りてあげたのではないかと思います。
(我が家は大きな集合住宅で、その中に高齢者用の一人暮らしや夫婦用の部屋があるのでそれが空くのを待って、そこに入ってもらう様にしたと思います)
我が家は、狭いのに、一人だけ毎朝、朝4時起きにはとても耐えられませんでした(T-T)
朝ごはん用意してあげなきゃいけないし(それも一人だけ、白米、みそ汁、おかず)
★今日のひとこと★
母が先に亡くなった時を想定して、じーさんに、家の事を覚える様に前々から言ってたんですが。
じーさん:「お前(息子)がおるし、おいが、先に死ぬけんよかさ( ̄ー+ ̄)」
と、言い訳し、何も覚えてくれませんでした...。
コラーッ!ヽ(*`Д´)ノ約束守れ~!(^▽^;)
また読んでくださいね~(^-^)/~~~